どうも~、海外にホームステイに行った結果日本が好きになったすみえる(@PSumiele)でございます。
今回は、日々日本語を使っていて意外と間違って覚えていたり、間違ってかいていそうな日本語を並べていきたいと思います。自分の備忘録的な要素もあるので、もし読んでいて「え?そうだったの?」なんて言葉に遭遇できたらそれはチャンスです(笑)私もうれしいので、是非読んで見て下さいませ♪
言葉は知っているけど、実は意味が微妙に違って覚えていそうな言葉になります。結構、日々の中でも逆の意味で使われていることが多々ある言葉なので、一つずつチェックしていきましょう♪
憮然(ぶぜん)
✖ お思い通りにいかずにふてくされたり、不満な様子
〇 思い通りにいかなくて、落胆している、失望してがっかりしている様子
「憮然とした態度をしやがって!」とはならないわけですね。めちゃくちゃショックで凹んでいる状態なので、正しくつかうのであれば、「憮然としちゃって、大丈夫かい?」という感じでしょうか。
にやける
✖ 薄ら笑いを浮かべる、にやにやしている
〇 なよなよした態度をとる
にやける と にやにやが似ているので間違えやすいですが、本来の意味はなよなよした態度を取るといったことを意味します!「この荷物重くてむりですやーん」「なに、にやけてるんだ!」という会話が正しいわけですね。
檄を飛ばす
✖ 大声をあげて激励する
〇 自らの主張を強く訴える
「檄」というのは、「大衆に自分の主張や考えを強く訴える言葉や文章」のことなので、激励といった意味は含まれていません。先生が生徒の受験の前に「檄を飛ばす」というのは、「生徒を叱咤激励する」のではなくて、「受験に向けて先生の思った主張生徒に強く訴えかける」という意味なので意味あいはちがってきますね!
情けは人の為ならず
✖ 他人に甘い情けをかけると、本人の為にならない
〇 人に情けをかけると、巡り巡って自分に返ってくる
他人に情けをかけても本人の為にならないというネガティブな教えではなくて、自分のためにもなるんだから人にも情けをかけましょうというポジティブな意味が正解です!どんどん情けはかけましょう!
破天荒
✖ 豪快で無茶なことをする
〇 前人未踏の偉業を成し遂げる
豪快でめちゃくちゃな人のことをいうのではありませんよ!誰もやったことのないすごいことをする人のことをいいます。ですから、ノーベル賞を取った人は破天荒な人なわけですね♪
煮詰まる
✖ アイデアが出なくて、諦める
〇 十分に議論できた
「今回の企画案は煮詰まった」というと、もう企画の案がないように思ったとしたらそれは間違いですね!この言葉が出たときは喜べる話になるわけです♪
爆笑
✖ 大笑いすること
〇 大勢の人間が笑うこと
よくネットやチャットなので、(爆)などと使いますよね!でも、本来は大勢の人が一斉にわらうことを爆発になぞらえた表現なのです。なので本来の意味からすると一人で爆笑はできないので、お笑い芸人さんが爆笑をさらうというのが正しい言い方になります。
「さわり」の部分
✖ 最初の導入部分
〇 話のメインの部分
よく話の中で、「ちょっとさわりの部分だけでも歌ってみてよー」なんていう言葉を聞くと思います。この「さわり(触り)」というのは、本来三味線で伴奏をして太夫が語る音曲(おんぎょく)の浄瑠璃の用語だそうです。大阪の竹本義太夫という太夫がはじめた浄瑠璃の一種の「義太夫節」では、義太夫節の前からある別の曲節の優れた部分を義太夫節にとりいれたことから、この部分を「さわり(触り)」といいました。なので、「さわり」というのは、歌で例えるとすると、Aメロではなく、サビを歌ってということになるんですね!
ジンクス
✖ 縁起をかつぐこと
〇 縁起が悪いこと
「ジンクス」は、縁起が悪いことを表します。なので、「2年目のジンクスやー!」なんて言っている人がいたら、「あー、2年目にして縁起悪いことでも起きたんだな」ということになりますね!
鳥肌が立つ
✖ 感動する
〇 不快感を表す
「鳥肌が立つ」は、実は悪い意味で「気持ち悪い・ぞっとする・恐怖を覚える」という状態を表す言葉です。私も、感動する音楽を聴いて体の変化として鳥肌が立つ体質ではありますが、口にだして「鳥肌がたつくらい良かった」というのは間違いなわけです。
小春日和
✖ 春先の暖かい日
〇 11月頃の春に似た穏やかな陽気の日
言葉のイメージで、春だから3月か4月頃の感じがするかもしれませんが、11月の冬がこれから始まる季節の穏やかな陽気の日なんですね。なので、小春日和の後は春ではなく、冬が来ます(笑)
確信犯
✖ 間違っていると分かって犯罪に手を染める
〇 自分が正しいと信じて犯罪に手を染める
確信犯というと、だめとわかっていてもやらかした人のことを言いがちですが、実は、本人が正しいとおもって間違った認識でやらかした人を言います。なので、本当に「確信犯」だとしたら、きちっと何で悪いことなのかを教えてあげて下さい!
一姫二太郎(いちひめにたろう)
✖ 子供が女の子一人、男の子二人
〇 長女が女の子で、次男一人
子供の理想の人数として、「一姫二太郎」という日本語がありますが、「女の子一人、男の子二人」ではありません。この言葉は、子供を授かる順番として、初めはおとなしくて育てやすいと思われる女の子、その次にやんちゃな男の子だと、親が子育てを覚えていくのに適応しやすいという意味合いの言葉なのです。なので、子供の数としては二人で、長女と次男ということになります。覚えやすいようにほかの言葉で言えば、一富士二鷹三茄子は、増えていかずにひとつずつですよね(笑)それと同じ言い回しです!
敷居が高い
✖ とっつきにくく、始めるのに気後れする
〇 相手に迷惑や不義理をかけてしまい、その人に連絡しづらい
ということで、一眼レフカメラを買いたいが敷居が高いといういい方は間違ってるんですね!もし、この意味で表す表現であれば「ハードルが高い」「分不相応」などです。「敷居が高い」のは人に使う言葉で、連絡を全然取っていなかった友人や、何か物を借りパク状態の人に会いづらい、連絡しづらいようなときに使います。
役不足
✖ 与えられた仕事に、能力不足
〇 与えられた仕事が簡単すぎる
荷が重いという意味で、「この仕事は私には役不足です!」というと、さらにもっと仕事を振られる羽目になりますよ(笑) この役不足とは、その人に与えられた仕事や役割が簡単すぎて仕方ない取るに足らないものだというときに使われるので、荷が重い場合には「私では力不足です!」と元気に言いましょう!
なし崩し
✖ 曖昧なまま、だらだらと
〇 物事を少しずつ済ませていく、着々と
「なし崩し」は、曖昧な感じのニュアンスで撮られがちですが、まちがいです!物事をじっくり少しずつ進めていくので、淡々と実行している様子が正しい意味あいになります。「なし崩しに結婚した」と聞くと、「なんだこの男性は、しょぼいやつだな」と言っている人がいたら言葉のまちがいです!「いやぁ、素敵だわ!」という反応が欲しいところですね(笑)
あとがき
こんな感じで、日本語はなんとなく言葉の雰囲気や響きで間違って覚えている言葉がたくさんあり、書いていてもきりがないほどありました(笑)なので、シリーズとしてご紹介していけたらなと思っています!楽しいんでもらえると嬉しいです!
では、最後まで読んで頂きありがとうございました!
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